Thursday, October 12, 2017

秋海棠

こないだ大原に遊びに行って、よいしょと腰を下ろしたその目線の先に、秋海棠が咲いていて思わず声が出た。

「シュウカイドウ」

亀廣保のお菓子箱に、夏の終わり、秋の訪れを知らせるピンクの花。


実物は初めて見たの。川の瀬に咲いていて、瑞々しい質感。触るとぷりぷりしていて、なるほど、琥珀菓子で模すのにぴったりの透明感。図鑑で見たのだけではわからなかった。



茎のピンク色がこのお菓子のハイライト。芸が細かい。

亀廣保に通うと、いろいろな言葉や花の名前を知ることが出来ます。何しろ、水を模したお菓子にも、観世水、水紋、流水…いろいろあって、間違えると優しく正される。ちょうど今日くらいの月は「弓張り月」。秋が深まるこれから、おしゃべりに興じて夜遊びするなら「夜ばなし」。ね?あれこれ、それぞれに美しい名前がついているのを知ると、安心する。と同時に悔しくなる。もっといい名前をつけたい。


この日の大原は、ほんとうに暑かった。

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