Monday, December 12, 2016

風船

川島雄三による正統派文芸風俗メロドラマ・・・と言いたいところなんだけど、オシャレ(とりわけ舶来もの)への憧れが過剰なところがあって、もう~なんなんだよ~かわいいよ~って、あちこちで笑ってしまった。ク、クサ・・・や、もう、わたしには、そういうゆかいな映画にしか見えないです。エ~、けっこうな、珍映画だと思うんだけどな~。(最後も、ジャーン!まじで!爆笑!ってなるし)

特に北原三枝パートは全体的に、あなた、なんなんですか!(かわいいです!)って地団駄!ローラースケート履いてシャンソン歌ったり、謎のボードゲームしつつ三橋達也に迫ったりしてさあ!



ヒョウ柄のチャイナドレスで電話にキッス!もするよ!

バーやナイトクラブがいっぱい出てくるんだけど、50年代のナイトスポットってなんて素敵なのかしらって、憧れがひしひし募ります。どこか、わたしみたいな三十路の小娘でも行けるところ、ないのかな。大阪駅前ビルのKing of kingsはまた、ちがうじゃない?60年代大映映画じゃない?極彩色のフューチャーレトロじゃなくて、木の柱の彫刻も美しく、ちょっとシックめで、電球色の。

そして、そんな中に寂しげにたたずむ新珠三千代の修道女みたいなこの装いよ!



(この襟元!!)

衣装・森英恵!衣装担当の名前をクレジットしてくれた川島雄三!ありがとう~!

しかし、新珠三千代って、なんて「服毒自殺」の四文字が似合うのかしら。不幸な美人、最高です。でもでもでも、それ以上にまじ最高だったのは芦川いづみ!全体的に過剰に濃密なムードに、ハッと風穴を開けるような瑞々しさ。役目を担って余りあるほどのパフォーマンスよ!


あとは、50年代の京都の町並みも見られて、それもよかった。ワ~、ムツミ堂!ある~!とかね。

たいへん、たのしゅうございました。

No comments:

Post a Comment